禁煙内服薬の出荷保留により、現在禁煙外来を休止しております。
喫煙による健康障害は、肺ガンだけでなく、喉頭ガン、食道ガン、膀胱ガン、胃潰瘍、心筋梗塞、脳血管障害、慢性気管支炎、肺気腫、喘息、歯周病、妊娠時のトラブル、皮膚の老化やシワ、脱毛にも関係しているといわれています。タバコを吸うと血液中の酸素を運ぶ能力が落ちるため、体は酸欠状態になるのです。また、粘膜を刺激し、傷つけるので、花粉症が悪化します。歯医者さんによると歯がヤニで汚れている人のほとんどが健康な歯ぐきでないそうです。タバコの害は喫煙している本人だけでなく、周りの人にも影響を及ぼします。夫の喫煙によって、妻の肺ガンにかかる確率が1〜3倍程度に増加するとされ、子供の喘息も喫煙する家族が同居する場合は2倍、母親が喫煙する場合は3倍にも増加することが報告されています。喫煙はアルコール依存症と同じようにニコチン依存症です。医師と相談しながら正しく治療することが禁煙の近道になります。
予約も可能です。直接受付へ、あるいは電話03-5773-5570でお申し込みください。
1、スクリーニングテスト(TDS)に回答していただきます。 2、一酸化炭素濃度検査(機器に息をふいて)を行います。 3、問診により、喫煙状況、禁煙の覚悟、TDSの評価結果の確認、ニコチン摂取量の評価と確認を行います。 4、禁煙開始日を決定します。 5、禁煙にあたっての問題点とアドバイスを行います。 6、ニコチン製剤の選択(通常は下記のニコチンパッチを使用します。)と説明を行います。
ニコチネルTTSは、皮膚に貼ることでニコチンが少しずつ体内に浸透していく設計になっている医療用薬品です。体内に浸透していくニコチンの量は、通常、喫煙で得られる量より少ない量で、ニコチン切れによる症状(頭痛、イライラ、倦怠感など)をあらわさない量に工夫されています。毎日少しずつきちんとタバコを減らすのは非常に難しいです。そこで、ニコチンが含まれたパッチを使って、ニコチンの離脱症状(タバコを止めたときのイライラ感や不安感)をやわらげ、タバコを吸う習慣をなくしていきます。これを置換療法とよびます。